さやか行政書士事務所

03-3432-2231
受付時間:火~土曜9時~18時 定休日:日曜・月曜・祝日

ブログ 行政書士ノチカラ ―毎週木曜更新中!―

【特定技能】元実習生に確認してほしいこと

技能実習を修了しただけでは足りません!

「特定技能ビザでまた日本で働きたい」と
インドネシア人の元実習生たちから度々ご相談いただきますが、
特定技能の申請をするための条件を満たさない方が多く
なかなか話が進まないのが現状です。

というのも、
特定技能の対象となる外国人の条件として、
元実習生の場合は
分野ごとの技能試験と日本語能力試験N4以上が免除されるのですが、
その免除を受けられる条件というのが実はさらにあるのです。

「技能実習2号を良好に修了している」とは?

技能試験と日本語能力試験の免除を受けるためには
「技能実習2号を良好に修了している」ことが必要です。

①技能実習2号を2年10か月以上修了したこと

ここでいう「技能実習2号」には、
「技能実習」の在留資格が創設される前の
「研修」、「特定活動」(技能実習)を在留していた技能実習生も
含まれます。

元実習生はこの①の条件はほぼクリアしています。
問題は次です。

②技能検定3級または技能実習評価試験の実技試験に合格していること

2017年11月1日に技能実習法が施行されて以降は、
技能実習2号修了の前までに技能検定3級または技能実習評価試験の実技試験を
受検することが義務となっています。

しかし、技能実習法施行前は義務化されていなかったため、
技能検定3級相当の試験を受検していない元実習生がほとんどです。

多くの元実習生は
技能実習1年目から2年目に移行する際に受検する
基礎級または初級の合格にとどまっています。
ただ、それでは足りないのです!

技能検定3級に合格していない場合の対応方法

1.実習していた会社と監理団体に「評価調書」を作成してもらう

実習していた会社と監理団体に
・当時の実習中の出勤状況
・技能の修得状況
・生活態度や日本語能力
について所見を記載した「評価調書」を作成してもらう必要があります。
この評価調書があれば、技能検定3級に合格していなくても
「技能実習2号を良好に修了した」と認められます。


ただ、現実的に考えて、
他社での特定技能外国人の受入れのために
面倒な書類作成を引き受けてくれる会社さんがどれほどあるでしょうか?

そもそもデータも残っていないということもあるでしょう。


この点に関して入管にも相談しましたが、
当然ながら評価調書の作成を元実習先に義務付けることはできず、
任意に協力してもらうしかないとのことで、
実際、評価調書を得られずに困っている方も多いようです。。。

2.実習していた会社と同じ会社で特定技能の申請をする

実習していた会社と同じ会社で特定技能で雇用される場合には、
評価調書の提出を省略することができます。
この場合、その会社が過去1年以内に改善命令・改善指導を
受けていないことが条件です。

5年10年以上前の元実習生が特定技能を申請するなら、
実習していた会社でまた働くのが一番確実な方法かもしれませんね。

3.技能試験と日本語能力試験に合格する

技能検定3級に合格していなくて、
実習していた会社以外の会社で働きたい場合は、
元実習生としての試験免除を利用せずに、
新たに始まる予定の技能試験と、日本語能力試験N4以上に
合格するしか方法はありません。

ただ、この場合は、技能試験がまだ始まっておらず、
来日できるまでにはまだ当面時間がかかるものと見込まれます。。。

というわけで、特定技能で日本で働きたい元実習生の方は、
技能検定3級の合格証明書があるかどうかをまずご確認ください!

お電話でのお問い合わせ
受付時間
火~土曜9時~18時
定休日
日曜・月曜・祝日
対応地域
全国対応