入国前の結核検査の義務化、インドネシアも対象です

2019年1月20日付けの西日本新聞朝刊の記事によれば、
日本に90日以上の長期滞在を予定するアジア6か国出身の外国人に対し
入国前に指定病院で検査を受けることを義務付ける取り組みを
今年度中にも始める方針だそうです。
対象となる6か国は、中国、ベトナム、ネパール、フィリピン、ミャンマー、
そしてインドネシア。
日本に滞在する外国人の結核患者が増えているところ、
外国生まれの新規患者数の約8割をこの6か国の出身者が占めているそう。
日本政府が指定した各国の国立病院等で胸部エックス線検査などを受けた上で
「結核非罹患証明書」または「結核治癒証明書」を取得することを
ビザ発給の条件とするのとことです。
これまでも、技能実習生やEPA看護師・介護福祉士のインドネシア人は
日本に入国前にインドネシアで結核の検査を受けていました。
インドネシアでの検査では問題なしだったのに、
来日後に日本の病院で改めて検査して判明したケースも多々ありました。
それはやはり、インドネシアの病院での検査の精度が一因と考えられます。
日本政府が指定するにしても、医療技術の面での協力も不可欠ではないかな。
検査を受けるときのコストも
インドネシア人にとっては少なからず負担になるでしょうね。
そして、アジアの国あるあるですが、
偽造証明書との闘いもおそらく待ち受けているのでしょう。。。