留学生の日本企業等への就職状況について

2週間ほど前に法務省のWebサイトで公表された広報資料、
「平成29年における留学生の日本企業等への就職状況について」。
インドネシアに焦点を当てて見てみます。
平成29年に留学生が日本企業等への就職を目的として行った
在留資格変更許可申請に対してなされた処分数は、
のべ27,926人。
許可数は22,419人で、
前年と比べるといずれも増加し過去最高を記録。
一方、許可率は80.3%で、前年の88.8%に比べて大きく減少。
ここ10年でみると過去最低を記録しました。
許可された人数を国籍別でみると、
中国、ベトナム、ネパール、韓国、台湾に次いで
インドネシアは6番目に多く253人で、全体の1.1%。
ベトナム人留学生の急激な増加に比べると、
インドネシア人留学生はまだまだ少ないですね。
就職先企業等の所在地別でみると、
東京都が最も多い9,915人で、全体の44.2%。
偏りすぎぃ~
先日、東京入管の就労審査部門で審査官から、
今年は去年の3割増しだと聞きました。
庁に昇格すれば人員が増えて解消できそうなのかと思いきや、
現場はそう単純でもないようです。
インドネシアの人口が約2億6,000万で
日本語学習者は世界で中国に次いで2位の多さであることからすれば、
日本に留学して卒業後は日本で働くインドネシア人が
もっと増えてもいいのになぁと思うのですがね。
冒頭の写真は、今年9月に訪問したランプン大学法学部。
ランプン大学は横浜国立大学や中央大学など
日本の大学と積極的に交流を行っています。
こうした交流がもっともっと盛んになってほしいなぁ。