草野芳郎先生の古稀を祝う会

先日の日曜日は
日本インドネシア法律家協会の理事長である
草野芳郎先生の古稀を祝う会に出席させていただきました。
草野先生は35年間裁判官として様々な事件に携わってきました。
裁判官はかつては判決を下すことが第一とされていた風潮があったところ、
草野先生は「判決は必ずしも最良の解決法ではない」という考えから、
当事者同士の和解による解決を導き出し、
その手引きを『和解技術論』として著したことから「和解の名人」と称されています。
2007年から2年間JICA(独立行政法人日本国際協力機構)により実施された
「インドネシア和解・調停制度強化支援プロジェクト」に関与し、
日本の和解・調停の長所を取り入れたインドネシア最高裁規則の改正や
裁判官・書記官の研修制度の整備を支援してきたことで、
インドネシアとも深いつながりがあります。
130名ほどが出席し、草野先生のお人柄ゆえのとてもアットホームな会でした。
有名な判例でお名前を拝見したことがある、
元最高裁の女性裁判官の方とも少しお話することができ、
とても貴重な経験になりました。
草野先生の古稀記念論文集『和解は未来を創る』。
https://www.shinzansha.co.jp/book/b356985.html
和解は行政書士の業務とも親密性があります。
せっかくいただいたので私もじっくり読んでみようと思います。