ジャカルタで合同結婚式

NHK NEWS WEBの記事によると、
大晦日の12月31日、
インドネシアの首都ジャカルタで、
経済的に余裕がなくて
結婚式が挙げられなかったカップルのための
合同結婚式が開かれたそうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180101/k10011276621000.html
ジャカルタの地元政府が主催し、
これまで事実婚の状態だったカップル400組余りが参加したそうです。
日本では、
経済的に余裕がないカップルの場合、
結婚式は行わずに役所に婚姻届を出せば、
それだけで法的な婚姻関係が成立します。
しかし、インドネシアでは、
それぞれの宗教に従った婚姻の儀式と、
役所での婚姻登録の2つが揃って初めて
法的な婚姻関係が成立します。
そのため、
婚姻の儀式(結婚式)に費用がかかることは必須なので、
躊躇して事実婚のままになり、
その結果、法的な婚姻関係がないために公共サービスが受けられない
という事態が生じてしまうのです。
冒頭の記事によれば、
結婚式を挙げて結婚証明書も交付され、
公共サービスが受けられるようになったとのこと。
ちなみに、冒頭の画像は
ムスリムの場合の結婚証明書(Buku Nikah、ブクニカ)。
パスポートサイズの冊子になっていて、
夫と妻に1冊ずつ交付されます。
こうした取り組みは私も初めて知りましたが、
市民の負担を軽減する試みは今後も続けてほしいですね。