子どもの名前をさやかにしたい

つい最近のこと。
日本人と結婚し妊娠中のインドネシア人女性に
子どもの名前を決めたのか何気なく聞いてみたら、
「さやかにしたいの!
さやかのこと大好きだし、かわいい名前だと思ったから。」
と。
思いがけず嬉しい言葉をいただき、
心がほっこりあたたかくなりました。
私に「さやか」と命名したのは父です。
父は、天皇陛下の皇女・紀宮様(現在は黒田清子さん)の
愛称「サーヤ」の響きが好きで、
自分の娘を「サーヤ」と呼びたいと思っていたのだそうです。
そして、はじめに候補に挙がったのが、
「さやけきこ」。
かきくけこじゃなくて、さやけきこ。
明るい、はっきりしているという意味の古語「清か(さやか)」を活用させ、
「清けき子」からの
「清子」と書いて「さやけきこ」。
しかし、
さすがに「清子」と書いて「さやけきこ」と読むのには無理があると思い直し、
画数の関係から、ひらがなで「さやか」と名付けてくれたのだそうです。
今では事務所の名前にもなり、
「Saya(サヤ)」はインドネシア語で「私」という一人称を意味することもあって、
インドネシアとの深い縁を感じています。